引き戸枠


桜ヶ丘の家では、内部の間仕切周りの工事が進んでいます。玄関のドア以外の建具は全て引き戸なので、棟梁が苦労しています。(図面が少ないせいもあるのですが・・・)最近の住宅は、建材メーカーさんの既製品のドアや引き戸が多いため、枠の造作がほとんどありません
枠まで一体で既製品として現場に搬入されるため、棟梁たちはそれを取り付けるだけの工事となります。確かに既製品の建具は反らないし、最近ではデザインもいいものが増えています。でもそれってつまらないよな〜と私は思っているのでクライアントからの注文が特に無い限りできるだけ内部の木製建具は製作するようにしています(それもほぼ引き戸です)。当然、枠周りの造作を行う棟梁や建具を製作する建具職人たちの技量が要求されますが、取り付けられたときに既製品にはない手造り感が出てきます。これがまたいい感じなのです。

2本引込戸の上枠(鴨居)が取り付けられました。

コンセントBOXやスイッチBOXにも配線が施工され始めました。引き戸で壁の厚みが少なくBOX達の設置場所も電気職人さんと検討しながら施工しています。

外部では、玄関の庇が施工されました。出入り時の雨除けと外観上のちょっとしたアクセントになってくれています。

南側に見えるイチョウの葉も落ち始めました。桜ヶ丘もいよいよ冬が訪れようとしているようです。