配筋検査
ベースパックが設置された後、ベースの型枠が組まれます。
その後このように配筋されコンクリート打設の工程となるのですがその前に図面通りの配筋がされているか我々監理者が検査を行います。
本日は、午前中にベース、柱脚、地中梁の配筋検査を行いました。鉄筋の種類、本数、コーナー部の補強筋、重ね継手の長さなどを全て、確認していきます。
設備配管が地中梁を貫通する部分には、補強筋が必要です。今回はMAXリンブレンという既製品の補強筋を設置しています。
また、D19以上の太さの鉄筋については重ね継手ではなくガス圧接を行い、鉄筋を一体化しています。
圧接部分については、抜き取り検査を行います。先日共同試験場検査にて立会い確認してきました。1ロット5本の検査を行い最後の5本目は破断するまで引張ります。これは母材が切れることにより、圧接部分が母材より強度があることを確認するためです。合否の判定は抜き取った全数が母材のJIS規格引張り強さ以上でかつ圧接面での破断がない場合を当該ロットの合格としています。今回は2ロット(10本)を行い問題ありませんでした。
美しくリズミカルに配置された鉄筋は、鉄筋屋さんの技量をうかがわせてくれます。
次回はコンクリート打設ですね。