消防中間検査

山中湖の宿泊施設は、本日管轄の消防署の担当者による中間検査を受けました。ある程度防火区画を貫通する配管や配線などの区画貫通部の処理などが確認できる時点で一度検査を受けておきます。この時点で第三者に検査をしていただくことにより、天井が施工されて隠蔽される前に手直しや今後の施工がスムーズに行えます。
懐中電灯をもって、各配管の貫通部や、間仕切壁と床や梁との取合い部を丁寧に検査していただきました。

配管の貫通部は耐火パテにて隙間無く埋めておきます。配水管は耐火二層管を使用し、給水管等は告示で定められた外径の数値未満としていますが念のためロックウールを両側1m巻いています。

区画を貫通する設備風道いわゆるダクトには、防火ダンパーが設置されています。これは火災があったときにダンパーが閉じて、炎や煙が防火区画の壁を超えないための設備です。こちらは、保守点検が必要なため付近の天井には点検口が設けられます。

電気の配線が貫通する部分には、大臣認定の貫通処理材が設置されています。
このように、細かな作業を建築、機械設備、電気設備とも行い、私はチェックしながらの共同作業が行われ、施工が進んでいきます。