建て方・・その2  祝 御上棟


2日目は絶好の青空の中、大勢の職人さんたちに手伝ってもらい建て方が進み美しい木組みが徐々に出来上がっていきます。

立面図や完成予想のパースなどで何度も確認してきたプロポーションですが、実際に柱や梁が組まれて形になっていく姿は何度見てもいいものです。

60×120と、通常より大きめの垂木がかけられ化粧野地板が敷きこまれています。軒の先端付近には通気用のスリットが設けられパンチングメタルが取り付けられました。

軒裏ではリズミカルにな並べられた垂木と先端の通気スリット、左側の軒桁付近のスリットは外壁の通気が屋根に上がっていくための通気用スリットです。竣工後は見えなくなってしまいますが、目立たないところにも工夫がされています。

日本一の富士山と太陽を背にひたすら組み上げていく男たちの姿はいつみてもカッコイイですね。
こんな姿を子供たちに本当は見せてあげたいのですが・・・・
次回の上棟では子供たちに見学させようかなと思っています。

化粧野地板が終了すると、通気用の垂木が取り付けられ、あらかじめカットしておいた断熱材が順序良く敷きこまれていきます。通常は2階の天井裏にて断熱材を敷きこむのですが2階は小屋組みを現しとしているため天井がありません。
そのため断熱を屋根面にて行うためこのような施工となっています。屋根の工程に通常の倍程手間がかかるのですが、職人達は段取りよく施工していきます。さすがです・・・・・

その後構造用合板が取り付けられました。通常はここでも杉板を使うのですが、今回は太陽光のパネルを取り付けるため合板下地としています。

見事に組まれたシャープな軒先が冬の青空を切り取っています。

太陽が西の空に傾くなかまだまだ頑張っている職人たちです。
みなさんの頑張りでこの後無事上棟式を行うことができました。

お疲れ様でした。今後の工事もよろしくお願いします。

(このあと場を移して、ご苦労さん会だったのですがそこでも「段取りがどうだったとか」「あそこの納まりがどうだったとか」お酒の席でもしっかりと反省会となっていました。
この辺り、さすがみな職人なんだな・・・と感心させられることばかりです。)