建て方・・その1
竜ヶ丘の家では、心配された天気も雨の予報から曇りのち晴れにかわり予定通り建て方が始まりました。昨日設置した土台の上に日光桧の柱が立てられていきます。KDと書かれているのは「KD材」いわゆる乾燥木材のことです。
切り出したばかりの木材は含水率(字のごとく水分を含んでいる割合です)が高く乾燥していく過程で収縮し反ったり、割れたりといった狂いが出てきます。昔はそんな狂いを考慮しながら木の向きを決めたり、建て方をしてから乾燥させるため期間を置いたりしたのですが、現在は工期も短くなったことや、木材の刻みもプレカットで行うことが多いことから最初から品質の安定しているKD材を使用して品質管理を行いやすくしたり、竣工後の狂いが少なくなるようにしています。
プレカットとはいえ、手刻みで行わなければならない個所もまだまだあります。左側にある柱受け金物に納まるように棟梁雄一君の親父さんが丁寧に刻みを行ってくれています。
午前中のうちに2階部分の床組もほぼ組まれています。今回は実(さね)なしのネダレス合板を敷きこむ為、床梁の間隔が3尺ピッチとなり細かい床組ですがその分ガッチリとした印象です。
午前中のうちに一層目がほぼ組みあがりその後柱のよろびなどを調整し2階のネダレス合板を敷き込みます。
二日目の明日は小屋組みから上棟となる予定です。